円グラフの外観をカスタマイズする
1
つの円グラフは
1
組のデータ集合を表します。各分割部分は、その集合における
1
つのデータポイ
ントの値(各データ系列の
1
つ目のデータポイント)となります。データ系列が複数の行で構成され
ている場合は、最初の列のみがグラフの作成に使用されます。データ系列が複数の列で構成されてい
る場合は、最初の行のみがグラフの作成に使用されます。どのデータ集合も、「グラフ・データ・エディ
タ」で表の先頭の行または列に移動することによって、グラフに表示することができます。
144
第
9
章
データからグラフを作成する
第
9
章
データからグラフを作成する
145
円グラフの個々の分割部分の外観を調整するには、まず円グラフを選択してから、変更する分割部分
を選択する必要があります。
円グラフの分割部分を選択するには、以下の操作を行います:
分割部分を選択するには、それをクリックします。
m
すべての分割部分を選択するには、いずれかの分割部分を選択し、
Command
+
A
キーを押します。
m
隣接していない分割部分を選択するには、
Command
キーを押しながら分割部分を順に選択してい
m
きます。
隣接している一連の分割部分を選択するには、最初の分割部分を選択し、
Shift
キーを押しながら最
m
後の分割部分を選択します。
円グラフの色やテクスチャを変更する
グラフの色やテクスチャを変更するには:
1
系列の要素を特定の色やテクスチャで塗りつぶすには、ツールバーで「インスペクタ」>「グラフイン
スペクタ」ボタン>「グラフのカラー」とクリックします。塗りつぶしタイプ(「
3D
テクスチャ塗りつぶ
し」など)を
1
つ目のポップアップメニューから選択し、塗りつぶしセット(たとえば、
「マーブル」、
「木」
など)を
2
つ目のポップアップメニューから選択します。次に、以下のいずれかの操作を行います:
すべての分割部分を塗りつぶすには、「すべてに適用」をクリックします。
1
つ目の塗りつぶしが
1
つ
目の系列の要素に適用され、同じように
2
つ目の塗りつぶしは
2
つ目の要素に適用されます。
1
つの分割部分を塗りつぶすには、塗りつぶしを分割部分にドラッグします。
2
円グラフの個々の分割部分の不透明度、線、影、およびその他のグラフィック属性を調整するには、
変更する分割部分を選択し、
「グラフィックインスペクタ」ボタンをクリックして、目的の調整を加えます。
不透明度と塗りつぶしを調整するときに、「グラフィック」インスペクタの下部にある「不透明度」
Â
スライダをドラッグすると、グラフ全体の不透明度が変化します。選択した系列だけを変更するには、
系列を選択して、必要に応じてカラー塗りつぶし、グラデーション塗りつぶし、または半透明イメー
ジ塗りつぶしの不透明度を調整します。詳細については、
96
ページの「不透明度を調整する」お
よび
96
ページの「オブジェクトを単色で塗りつぶす」を参照してください。
独自に作成したイメージを塗りつぶしとして使用する方法については、
Â
98
ページの「オブジェクト
をイメージで塗りつぶす」を参照してください。
要素の周りの線の外観を変更する方法については、
Â
93
ページの「枠線のスタイルを変更する」を
参照してください。
影の変更については、
Â
147
ページの「円グラフ全体や分割部分に影を付ける」を参照してください。
3D
円グラフの奥行きの品質の変更については、
Â
152
ページの「
3D
グラフのシーン設定を調整す
るには」を参照してください。
円グラフにラベルを表示する
円グラフに系列やデータポイントのラベルを表示するには、「グラフ」インスペクタを使用します。
円グラフに系列名やデータ・ポイント・ラベルを表示するには:
1
ラベルまたは系列名を表示したい円グラフまたは分割部分を選択します。
2
ツールバーの「インスペクタ」をクリックして、「グラフインスペクタ」ボタンをクリックします。
3
「ラベル」を選択して、「位置」スライダをドラッグし、データポイントのラベルの配置を円グラフの中
心に近づけるか、遠ざけます。または、フィールドに値を指定して、分割部分と円グラフの中心との距
離を円グラフの半径の割合(
%
)として設定します。
4
特定のフォーマットで値を表示するには、「フォーマット」ポップアップメニューから以下のいずれかを
選択してオプションを調整します:
数字:
単位なしでデータポイント値を表示します。「小数点以下の桁数」フィールドで、表示したい小
数の桁数を指定します。負の値を表示するときに、前にマイナス記号を付けるか丸かっこで囲むときは、
ポップアップメニューで「
–100
」または「
(100)
」を選択します。小数点の左側の絶対値の順序を区
切る場合は、「区切り」を選択します。
通貨:
データポイントの値を金額として表示します。「記号」ポップアップメニューで通貨単位記号を
選択します。「小数点以下の桁数」フィールドで、表示したい小数の桁数を指定します。負の値を表示
するときに、前にマイナス記号を付けるか丸かっこで囲むときは、ポップアップメニューで「
–100
」ま
たは「
(100)
」を選択します。小数点の左側の絶対値の順序を区切る場合は、
「区切り」を選択します。
割合(
%
):
データポイントの値を百分率で表示します。「小数点以下の桁数」フィールドで、表示し
たい小数の桁数を指定します。負の値を表示するときに、前にマイナス記号を付けるか丸かっこで囲
むときは、ポップアップメニューで「
–100
」または「
(100)
」を選択します。小数点の左側の絶対値
の順序を区切る場合は、「区切り」を選択します。
日付と時刻:
データポイント値を日付と時刻の書式で表示します。
継続時間:
データポイント値を時間の単位で表示します(秒、分、週など)。
分数:
1
より小さいデータポイント値を分数として表示します。(値が
1
より大きい場合、データは分
数では表されません。)分数を丸める精度は、
「精度」ポップアップメニューで選択します。「
2
分の
1
」、
「
4
分の
1
」などのオプションを選択すると、値は全体に対する割合として表示され、選択した単位で
近似値に丸められます。
科学計算:
データポイントの値を科学計算の表記で表示します。
10
の累乗が「
E+
」と整数として表
現されます。「小数点以下の桁数」フィールドで、表示したい小数の桁数を指定します。
カスタム:
作成済みのカスタム数値フォーマットを選択するか、新規に作成します。詳細については、
177
ページの「独自のフォーマットを使って表のセルに値を表示する」を参照してください。
5
系列名を表示するには、「系列名を表示」を選択します。
146
第
9
章
データからグラフを作成する
第
9
章
データからグラフを作成する
147
個々の分割部分を円グラフから切り離す
視覚的に強調するために、分割部分を円グラフから切り離して表示することができます。
「膨張」スライダを使って円グラ
フの中心からの分割部分を切り
離します。
分割部分を切り離すには、以下の操作を行います:
2D
または
3D
円グラフの中心から特定の分割部分を切り離すには、その分割部分を選択してドラッグ
m
するか、「グラフ」インスペクタの「膨張」スライダをドラッグします。
2D
または
3D
円グラフの中心から複数の分割部分を切り離すには、
Shift
キーまたは
Command
m
キーを押したまま目的の分割部分を選択してドラッグするか、「グラフ」インスペクタの「膨張」スライ
ダをドラッグします。
3D
円グラフの中心からすべての分割部分を切り離すには、グラフを選択して「グラフ」インスペクタ
m
の「膨張」スライダをドラッグします。
円グラフ全体や分割部分に影を付ける
個々の分割部分や円グラフ全体に影を付けることができます。分割部分に影を適用すると、それらは
強調されているように見えます。分割部分に影を追加するときは、あらかじめ切り離しておくことをお
勧めします。
影を付けるには:
1
グラフまたは個々の分割部分を選択します。ツールバーの「インスペクタ」をクリックして、「グラフイ
ンスペクタ」ボタンをクリックします。以下のいずれかの操作を行います:
Â
個別に選択した分割部分に影を付けるには、
「影」ポップアップメニューから「個別」を選択します。
Â
円グラフ全体に影を付けるには、「影」ポップアップメニューから「グループ」を選択します。
2
影の属性は「グラフィック」インスペクタで設定できます。
手順については、
94
ページの「影を追加する」を参照してください。
2D
円グラフを回転させる
2D
円グラフを回転させるには、さまざまな方法があります。
円グラフを回転させるには、以下の操作を行います:
円グラフを選択し、ツールバーの「インスペクタ」をクリックし、「グラフインスペクタ」ボタンをクリッ
m
クしてから、「回転角度」ホイールまたはフィールドで調整します。
ツールバーの「インスペクタ」をクリックし、「位置と回転インスペクタ」ボタンをクリックして、「回転」
m
のホイールをドラッグするか「角度」コントロールを使用してグラフの角度を設定します。
グラフを選択し、
Command
キーを押しながらマウスポインタをアクティブな選択ハンドルの方に持っ
m
ていくと、ポインタの形状が曲がった両方向の矢印に変わります。この状態になったら選択ハンドルを
ドラッグします。
グラフを
45
度単位で回転させるには、
Shift
キーと
Command
キーを押しながら選択ハンドルまた
m
は「回転」ホイールをドラッグします。