Keynote - スライドキャンバス上でオブジェクトを移動し、配置する

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スライドキャンバス上でオブジェクトを移動し、配置する

Keynote

」には、スライドキャンバス上の項目をきわめて正確に配置するためのいくつかのツールが

用意されています。これらのツールには、オブジェクトをスライド上に均等配置したり、スライド間で一
貫した位置を維持するのに役立つカスタマイズ可能な配置ガイドやグリッドライングなどがあります。オ

ブジェクトをグループ化して、複数のオブジェクトをまとめて操作できるようにしたり、特定の位置にロッ
クして、作業中に誤って移動してしまうのを防いだりすることもできます。また、スライド上のオブジェ
クトをレイヤー化(重ねる)して、スライドに奥行きの効果を持たせることもできます。

オブジェクトを直接操作するには:
オブジェクトをスライド上の別の場所に移動するには、オブジェクトをドラッグします。オブジェクトの選

m

択ハンドルをドラッグしないように注意してください。誤ってサイズを変更してしまうことになります。

ドラッグしているときに、オブジェクトを正確に配置するには、配置ガイドおよびグリッドラインを使用し

ます。詳細については、

87

ページの「配置ガイドおよび相対間隔ガイドを使用する」

および

89

ペー

ジの「マスターグリッドラインを使う」

を参照してください。

オブジェクトの移動方向を水平、垂直、または

45

度に制限するには、

Shift

キーを押しながらオブジェ

m

クトをドラッグします。

オブジェクトを少しずつ移動する場合は、矢印キーを押すと、オブジェクトが

1

ポイントずつ移動します。

m

オブジェクトを

10

ポイントずつ移動するには、

Shift

キーを押しながら矢印キーを押します。

オブジェクトを移動する際にその位置を表示するには、「

Keynote

」>「環境設定」と選択し、「一般」

m

パネルの「オブジェクトの移動時にサイズと位置を表示」を選択します。

テキストまたはオブジェクトを別のオブジェクト内に移動するには、オブジェクトを選択し、

「編集」>「カッ

m

ト」と選択します。挿入ポイントをオブジェクトの表示位置に合わせ、

「編集」>「ペースト」と選択します。

オブジェクトを前面または背面に移動する(オブジェクトを階層化する)

オブジェクト同士が重なっている場合、またはテキストとオブジェクトが重なっている場合は、オブジェ
クトが重なっている順番を変更することができます。

オブジェクトをテキストまたは別のオブジェクトの前面や背面に移動するには:

1

移動するオブジェクトを選択します。

2

オブジェクトを

1

階層ずつ移動するには、

「配置」>「前面へ」または「配置」>「背面へ」と選択します。

86

5

イメージ、図形、およびその他のオブジェクトを操作する

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5

イメージ、図形、およびその他のオブジェクトを操作する

87

3

オブジェクトを最前面または最背面に移動するには、

「配置」>「最前面へ」または「配置」>「最背面へ」

と選択します。

オブジェクトを重ねて表示することが多い場合は、ツールバーに「最前面へ」、

「最背面へ」、

「前面へ」、

および「背面へ」のボタンを追加すると、より効率的に作業できます。ツールバーのカスタマイズにつ
いては、

21

ページの「ツールバー」を参照してください。

オブジェクトを相互の位置を基準にしてすばやく整列する

メニューコマンドを使って、同一スライド上のオブジェクトをすばやく整列したり等間隔に並べたりでき

ます。まず、整列したいオブジェクトをすべて選択する必要があります(

Shift

キーまたは

Command

キーを押したまま各オブジェクトをクリックして選択します)。

選択したオブジェクトを整列するには:

オブジェクトを相互の位置を基準に配置するには、「配置」>「オブジェクトを整列」と選択し、サブ

m

メニューから整列オプションのいずれかを選択します。

左揃え:

選択された最初のオブジェクトの左端とオブジェクトの左端が縦方向にそろうように、オブジェ

クトが配置されます。

中央揃え:

選択された最初のオブジェクトの中央とオブジェクトの中央が縦方向にそろうように、オブ

ジェクトが配置されます。

右揃え:

選択された最初のオブジェクトの右端とオブジェクトの右端が縦方向にそろうように、オブジェ

クトが配置されます。

上揃え:

選択された最初のオブジェクトの上端とオブジェクトの上端が横方向にそろうように、オブジェ

クトが配置されます。

中央揃え:

選択された最初のオブジェクトの中央とオブジェクトの中央が横方向にそろうように、オブ

ジェクトが配置されます。

下揃え:

選択された最初のオブジェクトの下端とオブジェクトの下端が横方向にそろうように、オブジェ

クトが配置されます。

オブジェクトをスライド上で均等に配置するには、「配置」>「オブジェクトを均等に配置」と選択し、

m

サブメニューからオプションを選択します。

横方向:

オブジェクトの横方向の間隔を調整します。

縦方向:

オブジェクトの縦方向の間隔を調整します。

オブジェクトは、ドラッグして相互の位置を基準にして配置することもできます。配置ガイドを使うと、
オブジェクトが正しく配置されたかどうかを確認できます。

配置ガイドおよび相対間隔ガイドを使用する

オブジェクトをスライドキャンバス上でドラッグすると、配置ガイドが表示されたり消えたりします。これ
によって、オブジェクトの相対的な位置のヒントが与えられます。たとえば、複数のオブジェクトが中央
でそろったとき、または端でそろったときは常に、配置ガイドが表示されます。

同様に、相対間隔ガイドはキャンバス上に

3

つ以上のオブジェクトが並ぶときに表示されます。オブジェ

クトをオブジェクトの列にドラッグすると、中央のオブジェクトから等距離になるように、相対間隔ガイ

ドが各ペア間の距離をルーラの単位で表示します。

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スライドキャンバス上に整列する

2

つ以上の項目が同じ高さと幅の場合、相対サイズガイドが表示され

ます。

これらのガイドは、オブジェクトのドラッグ中にのみ表示されます。オブジェクトを放すとガイドは消えま
す。配置ガイドや相対間隔ガイドを異なる色で表示して、オブジェクトを動かすときにどの整列が適用
されるかが簡単に分かるようにできます。配置ガイドをオンにしたり、それらの色を変更したりすると、

それらの設定は「

Keynote

」で開くすべての書類に適用されます。

配置ガイドをオンにして、カスタマイズするには:

1

配置ガイドのオプションを設定するには、「

Keynote

」>「環境設定」と選択して「ルーラ」をクリッ

クします。

ガイドをいつ表示するかを設定するオブジェクト配置オプションを選択します:

オブジェクトの中央を別のオブジェクトやスライドの中央にそろえるときにガイドを表示するには、「オブ

ジェクトの中央でガイドを表示」を選択します。

オブジェクトの端を別のオブジェクトにそろえるときにガイドを表示するには、「オブジェクトの端でガイ

ドを表示」を選択します。

2

配置ガイドの色を変更するときは、配置ガイドのカラーウェルをクリックし、「カラー」ウインドウで色を
選択します。

3

相対間隔ガイドを設定するには、ガイドをいつ表示するかを設定する「オブジェクトの間隔とサイズ」

オプションを選択します。

1

列に並ぶ

3

つ以上の等間隔オブジェクト間の距離を表示するには

「相対間隔を表示」を選択します。

1

列に並ぶ

オブジェクトの高さと幅が同じであるか示すには、「相対サイズを表示」を選択します。

4

相対間隔ガイドおよび相対サイズガイドの色を変更するには、隣接するカラーウェルをクリックし、「カ

ラー」ウインドウで色を選択します。

5

操作中にガイドを表示したり隠したりするには、「表示」>「ガイドを表示」または「表示」>「ガイ

ドを隠す」と選択します。

6

配置ガイドを一時的に隠すときは、

Command

キーを押したままオブジェクトをドラッグします。

オブジェクトを配置するほかの方法として、マスタースライドでグリッドラインを使用するか、スライド上

X

座標と

Y

座標を使用してオブジェクトの正確な位置を指定します。

89

ページの「マスターグリッ

ドラインを使う」および

89

ページの「

X

Y

座標を使ってオブジェクトの位置を指定する」を参照し

てください。

必要に応じて各スライドの任意の場所に独自の配置ガイドを作成すると、簡単に別のスライド上の同じ
位置にオブジェクトを配置することができます。

独自の配置ガイドを作成する

静的な配置ガイドを作成して、スライド上のオブジェクトを整列したり、別のスライド上の同じ位置に
配置したりすることができます。これらの配置ガイドは、スライドキャンバス上のオブジェクトをドラッグ

しても表示されたり消えたりすることはなく、作業中は常に表示(スライドをいったん離れて戻っても)

されています。

別のスライド上の同じ位置にオブジェクトを配置するには、各スライドの同じ位置にガイドを置いて、そ
のガイドを使用してオブジェクトを配置します。

88

5

イメージ、図形、およびその他のオブジェクトを操作する

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5

イメージ、図形、およびその他のオブジェクトを操作する

89

配置ガイドを作成するには:

1

ツールバーの「表示」をクリックし、「ルーラを表示」を選択します。

参考:テキストの編集中は配置ガイドを作成できません。オブジェクトを選択するか、スライドキャンバ

スをクリックしてテキストの編集を終了します。

2

ルーラの上にポインタを置いて、スライドキャンバス上にドラッグします。配置ガイドが表示されます。

3

ガイドをスライド上の目的の場所までドラッグします。

4

作成した配置ガイドを削除するには、スライドの外までドラッグします。

プリントしたスライドまたはプレゼンテーション中には、配置ガイドは表示されません。

マスターグリッドラインを使う

スライド上の配置ガイドに加えて、スライドを均等なセクションに分割する縦方向と横方向のグリッドラ
インを使用してオブジェクトを整列することができます。スライドキャンバス上でオブジェクトをドラッグ
すると、オブジェクト配置の環境設定に応じて、中央または端で整列すると常にグリッドラインに「スナッ
プ(張り付く)」します。

オブジェクトを動かすときに、どの整列が適用されるのか簡単に分かるように、マスターグリッドライン
を配置ガイドや相対間隔ガイドと異なる色で表示できます。

マスターグリッドラインをオンにするには:

1

Keynote

」>「環境設定」と選択し、「ルーラ」をクリックします。

2

「マスターグリッドライン」で「横方向」、

「縦方向」チェックボックスのいずれかまたは両方を選択します。

3

パーセントの値をフィールドに入力して、グリッドの間隔を指定します。

4

グリッドの色を変更するには、「マスターグリッドライン」カラーウェルをクリックし、「カラー」ウインド

ウで色を選択します。

Command

キーを押しながら、オブジェクトをドラッグすると、グリッドは一時的に非表示になります。

グリッドラインはマスタースライド上に表示されますが、プリントしたスライドには表示されません。

X

Y

座標を使ってオブジェクトの位置を指定する

ルーラの目盛りを使って空間座標を指定することによって、オブジェクトをスライドキャンバス上の任意
の場所に正確に配置できます。

オブジェクトの位置を

X

Y

座標で指定するには:

1

配置するオブジェクトを選択します。

2

ツールバーの「インスペクタ」をクリックし、「位置と回転インスペクタ」ボタンをクリックします。

3

「位置」フィールドで

x

値と

y

値(ルーラの目盛り)を入力します。

指定する座標は、オブジェクトのコンテナボックスの左上隅を表します。オブジェクトを回転させた場合、

xy

座標は、回転後のオブジェクトのコンテナボックス(元の状態とは異なるサイズになることがありま

す)の左上隅を表します。

X

値は、スライドキャンバスの左端から測定します。

Â

Y

値は、スライドキャンバスの上端から測定します。

Â

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「位置と回転」インスペクタに線の

XY

座標を入力すると、作成した最初の終点の座標が「起点」に

入ります(線を描画しなかった場合は左上の終点)。後でその線を反転または回転した場合も、

「起点」

の座標は常に同じ終点に対応します。

最初の端点の

X

Y

座標を指定して、

線の位置を決めます。

2

番目の端点の

X

Y

座標を指定して、

線の位置を決めます。

オブジェクトをグループ化する/グループ解除する

複数のオブジェクトをまとめてグループ化すれば、単一のオブジェクトとして移動、コピー、サイズ変更、
および方向の設定ができます。グループ化したオブジェクトは、オブジェクトビルドの際、単一のオブジェ

クトとしてビルドすることもできます。

あらかじめグループ解除しなくても、グループ内のオブジェクトを個別に編集することができます。

グループ化したオブジェクトをさらにほかのオブジェクトとグループ化して、グループ化したオブジェク

トの階層(入れ子)を作ることができます。グループの複数のレベルにネストされた個別オブジェクト

を選択するには、ネストの各レベルでオブジェクトを

1

回クリックする必要があります。

オブジェクトをグループ化するには:

1

Command

キー(または

Shift

キー)を押しながら、グループ化するオブジェクトを選択します。

オブジェクトを選択できない場合は、ロックされている可能性があります。その場合は、ロックを解除
する必要があります。

2

「配置」>「グループ」と選択するか、ツールバーの「グループ」をクリックします。

ビルドのエフェクトが設定されているオブジェクトをグループ化すると、そのエフェクトが削除されます。

オブジェクトをグループ解除するには:
グループを選択して、

「配置」>「グループ解除」と選択するか、または、ツールバーの「グループ解除」

m

をクリックします。グループがロックされている場合は、まずグループのロックを解除する必要がありま
す。

オブジェクトのグループを選択できない場合は、ロックされている可能性があります。その場合は、ロッ
クを解除する必要があります。

ビルドのエフェクトが設定されているグループ化されたオブジェクトのグループ化を解除すると、ビルド

のエフェクトも削除されます。

他のオブジェクトと一緒にグループ化されているオブジェクトを個別に選択するには:
編集したいオブジェクトを

1

回クリックしてグループを選択し、もう

1

回クリックしてオブジェクト自体

m

を選択します。

1

回クリックしても目的のオブジェクト自体が選択されない場合は、グループが入れ子になっている可

能性があります。目的のオブジェクトを選択できるまで、繰り返しクリックしてください。

90

5

イメージ、図形、およびその他のオブジェクトを操作する

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5

イメージ、図形、およびその他のオブジェクトを操作する

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オブジェクトを調整可能な線で接続する

2

つのオブジェクトを線で結合したいときは、(図形としての線を別途作成するよりも)接続の線を使う

方が簡単です。接続の線によって結合された

2

つのオブジェクトは、スライドキャンバス上でオブジェク

トの位置を変えても、そのまま接続されています。

2

つのオブジェクトを接続線でつなぐには:

1

Command

キーを押しながら、つなぎたい

2

つのオブジェクトを選択して、「挿入」>「接続の線」

と選択します。

選択したオブジェクトを結ぶ直線が表示されます。オブジェクトを個別に移動すると、接続線が縮んだり、
伸びたり、位置が変わったりしますが、オブジェクトは接続されたままです。

2

線を曲げるときは、線の中央付近にある白い編集ポイントをドラッグします。

オブジェクトをスライドキャンバス上の別の場所へドラッグすると、オブジェクト同士の結合を維持する

ために線の湾曲が調整されます。

3

線の終端とそれが接続しているオブジェクトとの間に隙間を空けて、それらが接触しないようにすると

きは、線の終端の青い編集ポイントをそれが接触しているオブジェクトから離れる方向にドラッグしま
す。

オブジェクトを動かしても、線および接続しているオブジェクトの隙間は維持されます。

4

線の色、スタイル、太さ、または端点を変更するには、ほかの種類の線と同様に、フォーマットバーま
たは「グラフィック」インスペクタのコントロールを使います。

これらの属性の変更の詳細については、

91

ページの「オブジェクトのサイズ、向き、アウトライン、

その他の変更」内のトピックを参照してください。

オブジェクトをロックする/ロック解除する

オブジェクトをロックすると、作業中に誤って移動してしまうことを防止できます。

個々のオブジェクトやグループ化したオブジェクトをロックすると、ロック解除しない限り、移動、削除、
変更は一切できません。ただし、ロックしたオブジェクトの選択、コピー、複製はできます。ロックした

オブジェクトをコピーまたは複製したときは、新しいオブジェクトもロックされます。

オブジェクトをロックするには:
ロックしたいオブジェクトを選択してから、「配置」>「ロック」と選択します。

m

オブジェクトのロックを解除するには:
ロック解除したいオブジェクトを選択してから、「配置」>「ロック解除」と選択します。

m